この半年を振り返って。

2011年10月20日

この半年を振り返って。


森の自然学校『椅子・テーブルコース木工訓練科』を無事卒業し、
高山での生活も終わりに近づいています。


学校が始まったばかりの4月が懐かしくも、
本当にあっという間の半年だったと感じています。


最近は最低気温が10℃を下回ることも多く、高山に来た頃の寒さを思い出します。


知らない土地での初めての1人暮らしに戸惑ったり、気候の変化に対応できず
風邪をひいたりと、新しい環境での生活を心配したこともありました。


始めの頃は、授業についていけるか、クラスに馴染めるかと不安でしたが、
いざ始まってみると、クラスメイトはいい人ばかりで、
おかげで本当に楽しく充実した6カ月を過ごすことができました。



修了式の日、3期生のみんなで、「あんなこともあったね」、「こんなこともあったね」と、
初めの頃の話からつい最近の話まで、楽しかったこの半年を振り返ったのですが、
8人それぞれにとって充実した毎日だったからこその『あっという間』だったのだと思います。



この半年を振り返って。



この学校で学んだことは多く、木のことや道具のことはもちろん、小さな小物をつくることすら
大変だったのに、先生方のご指導のもとではありますが、イスやテーブルなど、
自分で考えたデザインをかたちにすることができるようになりました。


大学を卒業して1年でここへ入学した私にとっては、木工だけでなく、
幅広い年齢層の方々や、様々な分野から集まった人たちとのコミュニケーションは本当に楽しく、
なによりも勉強になりました。

ここでの生活は、人との出会いや共同生活など、
すべてにおいて新しいことばかりでしたが、
本当に収穫の多い日々でした。


高山に来られたこと。

みんなに出会えたこと。

木工を始めるきっかけをもらえたこと。

手でものを創る楽しさを再確認できたこと。

楽しい思い出がたくさんできたこと。


まだまだ書ききれませんが、ここに来られて、
訓練に参加できて本当に良かったと思います。



卒業とともに、高山を離れられた方も、残られた方もいて、それぞれの場所での活動に
変わって来ていますが、新しいスタートを切られた方々に負けないよう、
ここで学んだことを踏まえ、私も次のステップに進んでいきたいと思います。



最後になりましたが、ここでの6ヵ月間の訓練にあたり、稲本裕校長先生はじめ、上平先生、
和仁先生、七島先生、牧下先生、大町先生、佐藤先生には、丁寧なご指導を賜り、
2期生・3期生・4期生の方々、スタッフの方々、いろいろな人たちに支えられ、助けられ、
大きな怪我もなく無事に訓練を終えることができました。


訓練を通じて出会い、お世話になったすべての方々に、心からの感謝の気持ちを、
この場を借りてではありますが、伝えられれば幸いです。

半年間、本当にありがとうございました。


                     

                              2011年10月19日  菅野 暢子

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Posted by もりのしぜんがっこう at 17:38│Comments(0)
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